'60sロック自伝



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ロックン・ロール博士

 正直なところ、鮎川誠関連の音はあまり真面目に聴いたことはない。ロックン・ロールにそれほど興味がないのだ。しかし、この本を読むと鮎川誠という人物を好きになってしまう。リアル・タイムにロックを追いかけてきて、その知識たるものや半端ではなく、本当に心の底からロックが好きなんだということを感じさせてくれる。少年のようにロックを語る鮎川氏が微笑ましい。60年代のロックに興味がある人なら良い手引書となるだろう。ロックに対する憧れとか愛情を今も持ち続けている人なんだな。
 昔、渋谷のセンター街でシーナと一緒に歩いているのを見たことがある。年末好例のロック・フェスの宣伝で他の強面の面々と歩いていたのだが、他の人とは距離を置いて皮のロングコートを着て歩いていたな。そのときはやっぱ「でかいし怖そう」と思ったけど、これを読むと実際は「純粋で少年みたいな人」なんだろうなと思った。
鮎川氏が「ロックの入り口」を語りおろし

私にとっては、シーナ&ロケッツが、まさに「ロックの入り口」でした。シーナ&ロケッツを知るまでは、どちらかというとフォークソング派だったのが、地元でライブを見て一発でガツンとやられてしまい、シーナ&ロケッツを入り口にしてストーンズもビートルズもキンクスも知ったのでした。
そんな、私にとっての「ロックの神様」鮎川氏が「自分がロックを聴き始めた頃」のことを語りおろしている、この本。こんな貴重な話が一冊の本として出たことがホントに嬉しいです。きっと、これから何度も読み直すことになるでしょう。



音楽出版社
200CDロックンロール (200音楽書シリーズ)
博多とロック―12人のミュージシャンに見るロックな生き方
POISON
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