舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)



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舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)
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ちょっぴりブラック風味の「ゆるミス」

いかにもコージー・ミステリ風のかわいらしいタイトルが
つけられ、著者自身も「ゆるミス」と称している本作。

しかし、そうしたことから読者がイメージするものとは微妙に
ずらされた現代風でスパイスの効いた連作短編集となっています。



◆「いいおじさん、わるいおじさん」
◆「いいおじさん?わるいおじさん?」

 タイトルが示すように、この二篇には関連性があります。

 青少年の健全育成に力を注いでいた市議会議員が殺害された事件と、
 男子大学生の不自然な拉致監禁事件。

 一見、無関係に見えた二つの事件なのですが、ある人物の秘密が明らかに
 なることで、隠されていた繋がりを浮かび上がらせていく構成は実に巧妙です。

 特に「いいおじさん、わるいおじさん」の結末における議員の妻の振舞いが、
 真相が判明することで、180度違う意味に反転してしまうところは、本作の
 白眉といっていいと思います。
 
やわらかミステリ

地方都市を舞台に刑事・歳三が活躍する
短編ミステリーの連作集6作入りです。

標題のひとみちゃんは、歳三の姪っ子。
本人が探偵として活躍する、わけではなく
歳三との会話の中で、事件解決の糸口になるようなことを
ひょいっと教えてくれたりする小学生です。

ひとみちゃんの活躍を期待して読んだので、
ちょっと拍子抜け。
けれどキャラ仕立ては楽しく、
ライトミステリとしておもしろかったです。



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